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硬膜外麻酔

術後休養中だというのに遊び呆けているnikoです(笑)

今回はちょっとまじめに硬膜外麻酔について。
よく、脊椎麻酔とか下半身麻酔とか耳にすることがあると思いますが、同じ部分麻酔の方法で硬膜外麻酔というのがあります。これは、脊髄腔を覆っている硬膜の外側にチューブを挿入しそこから麻酔薬が注入されるため、下半身とかでなくチューブを入れた周囲に麻酔が効きます。
それにチューブを留置すれば、状態を見て痛み止めを追加したり、あるいは持続的に薬を注入することが出来るので、術中・術後の疼痛管理にはかなり有効な麻酔方法です。
それで私も術前にこの麻酔を受けました。手術室に入室後、硬膜外麻酔のチューブを挿入してから全身麻酔をかけてもらいました。
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この麻酔は本当にチューブ(カテーテル)の入っている周囲のみに効くので、腰痛の治療や無痛分娩にも使用されます。
腰痛の時おこなうブロック注射は、直接神経の固まりに針を刺すので、かなりの痛みがありますが、これは硬膜の外の僅かな隙間にチューブを入れるので、痛いのは局所麻酔の注射だけで大したことはありません。
f0048234_21105075.jpgまず横向きに寝て出来るだけ身体を丸めます。「小さく、小さく、小さくなぁれ~」って言う感じに丸くなっていただくと、脊椎間が開いてチューブを誘導する針が入りやすくなります。
f0048234_211121.jpg背中側の見えないところでがさごそされると不安になるかと思いますが、患者さんの前で身体を支えていてくれる担当看護師が、「消毒しますよ。」とか「痛み止めするのでちょっと痛いですよ」と声をかけるので心配いりません。
f0048234_21111383.jpgこの針、ボールペンの芯くらいの太さがありますが、最初に痛み止めの注射をするので、ちょっと押されるくらいの感じしか有りません。
チュ-ブが入ったら抜けないよう絆創膏で固定します。
f0048234_2205355.jpg術中は、全身麻酔と併用して疼痛のコントロールをします。

f0048234_21114914.jpg術後も1~2日はチューブから持続的に痛み止めを流して、創痛の軽減を図ります。

私の場合、麻酔科のD先生のご配慮で、術後もかなり濃厚な硬膜外麻酔を持続的に受けたので、次の日はほとんど眠り惚けているような感じでした。



イラストはパンフレット「麻酔を受けられる方へ」社団法人 日本麻酔科学会 より借用
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これが、私の背中の硬膜外カテーテルと繋がっているコネクター部分
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これは、中に麻酔薬入りのバックが入っていて、正確に持続注入するための器械。

左の握りの頭にある黒いボタンを押すと、痛み止めを一度に沢山注入することができ、急激な創痛などに対処することが出来ます(もちろん安全な範囲の量ですが)。
幸い私は、黒いボタンを押すこともなく、ひたすらウトウトと過ごして日頃の睡眠不足と、捻転の激しい痛みで消耗した体力を、この間にしっかり取り戻した感じでした(笑)

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by Nikolaschka_01 | 2007-11-10 21:56 | 医療あれこれ
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