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感染性(胃)腸炎ウイルス   (ノロウイルス その1)

感染性(胃)腸炎ウイルス   (ノロウイルス その1)_f0048234_22361880.jpg今お流行の、ノロウイルス(Norovirus)は、非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルスの一種で、牡蠣などの貝類による食中毒の原因になるほか、感染したヒトの糞便や嘔吐物、あるいはそれらが乾燥したものから出る塵埃を介して経口感染すると言われています。
まさに12月11日の東京メトロポリタンでの集団感染がそれですね^^;
ところで毎年冬になるとノロウイルスによる胃腸炎は、必ずと言っていいほど流行しているのですが、今年は例年にない発生をみているようです。
で、なんでこんなに発生が増えているかというと、どうもこれが例年とは違う亜型らしいんですね…^^;
それで例年だと「牡蠣とかの二枚貝からの食中毒」みたいに原因を特定しやすかったのが、今年は「感染したヒトの糞便や嘔吐物、あるいはそれらが乾燥したものから出る塵埃を介して経口感染」というルートでの感染が目立っていて、それが集団感染の原因になっているらしい…
集団感染も、ホテルや医療施設など大きな所での発生が目立っているので、マスコミがこれまた大きく取り上げて、なんだかえらい騒ぎですよね^^;

だけど冷静な皆さまならおわかりかと思いますが、ノロに感染したからって騒ぎ立ててもどうしようもありません。
病院に行っても、ひどい脱水でもない限りなんの治療も期待できませんよ^^;
それより「やられた!」と思ったら洗面器抱え暖かくしてベッドの中で二日間、じっと我慢の子でいてください(笑)
経験したので言えますが、急激な症状で発病しますがほぼ二日でケロッと治ります。
本当ですよ~ただ、脱水症状にならないよう水分の補給はしっかり行いましょう。
もし、嘔気嘔吐が激しくて水分が摂れない場合は、点滴が必要ですが、嘔吐後半日もすれば、
たいてい少しずつ水分も摂れるようになるので、家で暖かく安静にしていた方が絶対早く良くなれます。

ノロウイルスの分類と歴史
1968年、米国オハイオ州ノーウォークの小学校において集団発生した胃腸炎の患者から発見された。1972年に電子顕微鏡による観察でその形態が明らかになり、「ノーウォークウイルス(Norwalk virus)」と呼ばれるようになった。その後、これと似た形態のウイルスによる胃腸炎や食中毒が世界各地で報告され、それぞれの地名を冠した名称で呼ばれるようなった。これらはウイルス粒子の形から英語で、Small Round-Structured Virus (SRSV; 小型球形ウイルス) とも呼ばれた。また、ウイルス粒子の表面に32個のカップ状の窪みが見られることから、ラテン語で「杯」を意味するcalixにちなみ、カリシウイルス科(Caliciviridae)に分類された。

1977年、札幌で幼児に集団発生した胃腸炎から、ノーウォークウイルスとよく似た小型球形ウイルスが病原体として発見され、サッポロウイルス(Sapporo virus)と名付けられた。しかし、サッポロウイルスには電子顕微鏡下で「ダビデの星(Star of David)」と形容される特徴的な構造が見られ、その他の特徴からも、カリシウイルス科の中でもノーウォークウイルスとの違いが大きいものと考えられた。そこで、それまで見つかっていたものを「ノーウォーク様ウイルス(“Norwalk-like virus”, NLV)」、ダビデの星型の構造を持つものを「サッポロ様ウイルス(“Sapporo-like virus”)」という仮称を用いて分類するようになった。

2002年、第12回国際ウイルス学会(パリ)において、それまで「ノーウォーク様ウイルス」と呼ばれていたものを「ノロウイルス属(Norovirus)」、「サッポロ様ウイルス」と呼ばれたものを「サポウイルス属(Sapovirus)」と定めた[1]。2005年現在、カリシウイルス科には4属のウイルスが含まれるが、そのうちヒトの疾患に関係するものは、このノロウイルス属とサポウイルス属の2属である。他のカリシウイルス科にはラゴウイルス属(Lagovirus)とベシウイルス属(Vesivirus)が認定されている。
(Wikipediaより)

by nikolaschka_01 | 2006-12-25 22:43 | 医療あれこれ
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